データを使う前の管理と分析
データマネジメントを独立の中分類として整理し、データ分析・利活用もまとめ直しています。データガバナンスやDIKWモデルは新案に明示されていますが、用語単位の新規判定は保留です。
現行の学習内容が2027年度からの新制度案でどう整理されるかを、中分類ごとに比較します。分類は添付の比較マスターを出発点にした暫定評価です。
現行の項目と新案の中分類は一対一に対応しません。表には主な関連先を示しています。
旧版に同一概念がないと確認できたもの。今回の資料では確定例なし。
独立中分類への整理や扱いの拡張など、構成上の重点化を暫定評価。
現行にもある内容を、新案で別の分類や構成へ整理。
現行と新案の双方で基礎的な内容を確認。
データマネジメントを独立の中分類として整理し、データ分析・利活用もまとめ直しています。データガバナンスやDIKWモデルは新案に明示されていますが、用語単位の新規判定は保留です。
AI利活用とAI技術を分けて扱います。生成AIやAIエージェントの利用が明示される一方、LLMは現行にも記載されています。
デザインのアプローチ、マインド・スタンスが独立して整理されています。UXやデザイン思考は現行にもあり、領域の強化と用語の新規性は別に確認します。
脅威と情報倫理・AI倫理をそれぞれ独立の中分類で扱います。個々の攻撃手法や用語の新規性は、旧版との全文照合が必要です。
新案PDFで本文を確認できる26中分類を掲載しています。判定はすべて暫定です。現行の番号はVer.6.5の項目番号を示します。
| 新案の中分類 | 現行の主な対応項目 | 分類 | 比較メモ |
|---|---|---|---|
| 中分類 1・ビジネス変革ビジネス変革の方法論 | 1. 経営・組織論13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画18. 情報システム戦略 | 再編(暫定) | DXやイノベーションを新しい構成へ整理。AXなど個別用語の新規性は未確認。新案PDF p.4 |
| 中分類 2・ビジネス変革経営戦略・デジタル戦略 | 9. 経営戦略手法11. ビジネス戦略と目標・評価13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画18. 情報システム戦略22. システム化計画23. 要件定義24. 調達計画・実施 | 再編(暫定) | 経営戦略とシステム企画の既存概念をまとめている。新案PDF p.4 |
| 中分類 3・ビジネス変革ビジネスモデル・ビジネスプロセス | 2. 業務分析・データ利活用9. 経営戦略手法10. マーケティング19. 業務プロセス | 再編(暫定) | ビジネスモデル、業務プロセス、マーケティングを整理。新案PDF p.5 |
| 中分類 4・ビジネス変革サービスマネジメント | 28. サービスマネジメント29. サービスマネジメントシステム | 再編(暫定) | 現行のマネジメント系からビジネス変革の領域へ移る。新案PDF p.6 |
| 中分類 5・ビジネス変革プロジェクトマネジメント | 27. プロジェクトマネジメント | 再編(暫定) | 現行のプロジェクトマネジメントをビジネス変革の領域で扱う。新案PDF p.6 |
| 中分類 6・ビジネス変革デザインのアプローチ | 10. マーケティング21. システム活用促進・評価50. 情報デザイン51. インタフェース設計 | 強化(暫定) | デザインの領域を独立して整理。UXやデザイン思考は現行にも記載がある。新案PDF p.7 |
| 中分類 7・ビジネス変革マインド・スタンス | 1. 経営・組織論26. 開発プロセス・手法 | 強化(暫定) | 姿勢やアジャイルなふるまいを中分類として明示。新案PDF p.7 |
| 中分類 8・データ・AIの利活用データマネジメント | 2. 業務分析・データ利活用54. データベース方式55. データベース設計 | 強化(暫定) | データ管理とガバナンスを独立の中分類として体系化。新案PDF p.8 |
| 中分類 9・データ・AIの利活用データ分析・データ利活用 | 2. 業務分析・データ利活用33. 離散数学34. 応用数学 | 再編(暫定) | 現行のデータ利活用と統計の内容を再整理。新案PDF p.9 |
| 中分類 10・データ・AIの利活用AI利活用 | 35. 情報に関する理論14. ビジネスシステム | 強化(暫定) | 生成AIやAIエージェントの利活用を明示。個々の用語の新規性は未確認。新案PDF p.9 |
| 中分類 11・組織活動経営・組織論 | 1. 経営・組織論3. 会計・財務 | 再編(暫定) | 経営、組織、会計などを組織活動へ整理。新案PDF p.10 |
| 中分類 12・組織活動ガバナンス・監査 | 7. その他の法律・ガイドライン・情報倫理31. システム監査32. 内部統制 | 再編(暫定) | ガバナンス、内部統制、監査をまとめる。新案PDF p.11 |
| 中分類 13・デジタル技術デジタルサービス・デジタルツール | 12. 経営管理システム14. ビジネスシステム15. エンジニアリングシステム16. e-ビジネス47. オフィスツール | 再編(暫定) | 現行のビジネスシステムとツール群を集約。新案PDF p.12 |
| 中分類 14・デジタル技術システムの種類・構成 | 17. IoT システム・組込みシステム40. プロセッサ41. メモリ42. 入出力デバイス43. システムの構成44. システムの評価指標45. オペレーティングシステム46. ファイルシステム49. ハードウェア(コンピュータ・入出力装置) | 再編(暫定) | IoT、コンピュータ、システム構成を再整理。新案PDF p.13 |
| 中分類 15・デジタル技術クラウド | 20. ソリューションビジネス43. システムの構成 | 再編(暫定) | 現行にもあるクラウドを独立の中分類として整理。新案PDF p.14 |
| 中分類 16・デジタル技術ネットワーク | 58. ネットワーク方式59. 通信プロトコル60. ネットワーク応用 | 継続(暫定) | ネットワーク方式、通信プロトコル、応用が引き続き扱われる。新案PDF p.14 |
| 中分類 17・デジタル技術データベース | 54. データベース方式55. データベース設計56. データ操作57. トランザクション処理 | 継続(暫定) | データベースの設計、操作、トランザクション処理が引き続き扱われる。新案PDF p.15 |
| 中分類 18・デジタル技術AI技術 | 35. 情報に関する理論 | 強化(暫定) | AI技術を独立して整理。LLMなどは現行にも記載がある。新案PDF p.15 |
| 中分類 19・デジタル技術情報デザイン・情報メディア | 50. 情報デザイン51. インタフェース設計52. マルチメディア技術53. マルチメディア応用 | 再編(暫定) | 現行の情報デザインと情報メディアをまとめる。新案PDF p.16 |
| 中分類 23・セキュリティ情報セキュリティの脅威 | 61. 情報セキュリティ63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 | 強化(暫定) | 攻撃手法とAI悪用などの脅威を整理。新案PDF p.17 |
| 中分類 24・セキュリティ情報セキュリティマネジメント | 61. 情報セキュリティ62. 情報セキュリティ管理 | 再編(暫定) | 現行のセキュリティ管理を独立して整理。新案PDF p.17 |
| 中分類 25・セキュリティ情報セキュリティ対策 | 62. 情報セキュリティ管理63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 | 強化(暫定) | 現行のセキュリティ対策と実装技術を整理。新案PDF p.18 |
| 中分類 27・倫理・コンプライアンス情報倫理・AI倫理 | 7. その他の法律・ガイドライン・情報倫理5. セキュリティ関連法規 | 強化(暫定) | 情報倫理とAI倫理を独立領域として明示。新案PDF p.19 |
| 中分類 28・倫理・コンプライアンスビジネス関連法規 | 4. 知的財産権6. 労働関連・取引関連法規7. その他の法律・ガイドライン・情報倫理 | 再編(暫定) | 知的財産、労働、取引などの法務を再整理。新案PDF p.20 |
| 中分類 29・倫理・コンプライアンスプライバシー関連法規 | 5. セキュリティ関連法規7. その他の法律・ガイドライン・情報倫理 | 再編(暫定) | 個人情報とプライバシーに関する法規を独立して整理。新案PDF p.20 |
| 中分類 30・倫理・コンプライアンスセキュリティ関連法規 | 5. セキュリティ関連法規 | 再編(暫定) | 現行のセキュリティ関連法規を独立して整理。新案PDF p.21 |
出典:IPA「ITパスポート試験シラバス Ver.6.5」原本 ↗、IPA「ITパスポート試験シラバス(案)Ver.0.1」原本 ↗、添付「新旧シラバス比較マスター」。比較と注目分野の説明は編集上の整理です。