ITパスポート新制度
何が変わる?
新制度のITパスポート試験は、単にIT用語を知っているかではなく、ビジネスパーソンとしてデータとデジタル技術を安全かつ効果的に使えるかを評価する試験へ変わります。
ITパスポート試験が評価する水準
目標とする知識
担当業務を適切に進めるための、組織活動やビジネスの基礎知識。
業務の品質と効率を高めるために、デジタルを活用する基礎知識。
課題を把握し改善につなげるための、データ活用の基礎知識。
データとデジタル技術を安全かつ適切に使うための基礎知識。
求められるマインド・スタンス
社会、ビジネス環境、顧客ニーズの変化を認識し、デジタルトランスフォーメーションの重要性を理解して行動することが示されています。
知識を発揮する場面
社会変化による組織のDXに適応しながら、データとデジタル技術を安全かつ効果的に活用する場面です。つまり、IT部門だけのための試験ではなく、仕事をより良くするためにデジタルを使う全ての人の基礎試験として位置づけられます。
新制度の中心:デジタルリテラシー+マインド・スタンス
新制度が評価するのは、知識だけではありません。社会や顧客ニーズの変化を認識し、DXの重要性を自分事として捉え、変革に向けて行動する姿勢も明示されます。これはIT職だけでなく、全てのビジネスパーソンが対象だという意味です。
出題構成は3分野に再整理
ビジネス
組織活動、業務改善、DX、顧客ニーズへの対応を学びます。
テクノロジ
データ、AI、デジタルツール、ネットワーク、クラウドを扱います。
セキュリティ・倫理
法規、情報セキュリティ、個人情報、AI倫理を扱います。
新しく重要になる4つの力
1. 組織とビジネスを理解する力
担当業務を適切に進めるための、組織活動やビジネスに関する基礎知識です。ITを導入すること自体ではなく、業務の品質・効率・価値を高めることが目的になります。
2. デジタルツールを使いこなす力
デジタルツールやデジタルサービスを、担当業務の品質と効率を高めるために活用する基礎知識です。便利なサービスを知っているだけでなく、仕事にどう組み込むかが問われます。
3. データを集め、分析し、整える力
業務の課題を把握して改善策を提案するために、データの収集、分析、可視化、整備を行う基礎です。ここにデータマネジメントが加わります。正確で再利用できるデータに整える視点が重要です。 データマネジメントの詳しい解説を見る →
4. 安全・適切にデジタルを使う力
法規、情報セキュリティ、情報倫理の基礎に加え、AI利用で生じる誤情報、著作権、個人情報、偏りなどを理解します。便利だから使う、で終わらないための領域です。 AI利活用の重要用語を見る →
試験の基本情報
120分
現行制度と同じ試験時間です。
100問
現行制度と同じ問題数です。
受験者への影響
- 現行過去問の基礎は引き続き使える
ネットワーク、データベース、クラウド、セキュリティ、企業活動などは新制度でも土台です。 - データ・AI・倫理を後回しにできなくなる
新制度では周辺知識ではなく、仕事で活用するための中心テーマになります。 - 暗記だけの勉強では弱い
用語を、仕事の改善・安全な利用・判断にどう結びつけるかまで理解しましょう。